姿勢の悪さが腰痛の原因TOP

もしあなたに今、何かしらの腰の痛みがある場合、それはもしかしたら、「間違った姿勢による体のゆがみ」が原因かもしれません。

そこで今回は、腰痛にならない正しい立ち方、腰痛の緩和や予防をするエクササイズ、症状ごとの適切な寝具について説明をします。

腰痛に苦しんでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

原因は姿勢だった!腰痛にならない正しい立ち方とは?

姿勢の悪さが腰痛の原因1

正しい立ち方とは

壁に背中をつけて立ったとき、後頭部と肩甲骨、お尻、かかとが壁に当たっているのが正しい立ち方です。

このとき、腰の後ろと壁の空間が大きすぎるのは反り腰、小さすぎるのは猫背なので注意しましょう。

間違った立ち方を正すには

間違った立ち方によって背中が歪むと、腰痛が起きてしまいます。背骨のアーチを整え、立ち方を正すには次のような方法があります。

  1. かかとの低い靴または素足で、壁に後頭部、肩甲骨、お尻をつけて立ち、脚はそろえて前方に投げ出すようにする
  2. 上半身の姿勢をキープしたままで、片足ずつ壁に寄せていき、かかとを壁につける
  3. そのままゆっくりと壁から体を離す

壁から離れた瞬間は、背骨のアーチが整った正しい立ち方になっています。なるべくその状態キープできるように頑張りましょう。

日常生活の動作を一つひとつ丁寧に

ストレッチなどでせっかく立ち方を正しても、日常生活の動作が乱暴ではいつ問題が起きないとも限りません。

たとえば、振り向くときに急に腰をひねるのは椎間板や靭帯を痛め、腰痛を引き起こすリスクがあります。

ゆっくりと振り向くか、腰から上だけではなく体全体の向きを変えるようにしましょう。

腰痛を緩和、予防するエクササイズで体をほぐそう

姿勢の悪さが腰痛の原因2

腰まわりの筋肉の緊張も、腰痛が引き起こされる原因です。問題となる部分の筋肉をほぐして働きを良くする、腰痛の改善が期待できるエクササイズを紹介しましょう。

  1. 仰向けに寝て、上半身はまっすぐなままで腰から下だけひねる
  2. 左右交互に5回ずつひねるのを1セットとして、1日3セットを目標に頑張る
  3. 次に膝を抱えて丸くなり、おへそをのぞきこむようにした後、ゆっくりと伸ばして元の姿勢に戻る
  4. 「丸める、伸ばす」を1セットとして、1日10セットを目標に行う

ストレッチは血行を促進する効果もあるので、温めると痛みがやわらぐタイプの腰痛に特に有効と言われています。お悩みの方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ただし、過度のストレッチはかえって腰痛の原因にもなりかねないので、くれぐれもやりすぎに注意してください。

横になっても痛いのなら、寝具をチェック!寝ているときの姿勢にも注意

姿勢の悪さが腰痛の原因3

横になっても腰の痛みが取れないどころか、「どんどんひどくなってきた」というのはつらいもの。それは、寝具が原因ということもあります。腰がどう痛むのかによって、適切な寝具は異なるというのはご存知でしたか?

ソファで眠るのはもちろんNGですが、布団でもベッドでも構いません。ただし、寝具のタイプや、寝るときの姿勢には注意したいところです。

前かがみになると痛みが強くなる

前かがみになると腰の痛みが強くなる人には、硬さのある布団やマットレスがおすすめです。体を横向きにすれば、いくらか楽になるでしょう。

特定の場所の筋肉に負担がかからないように、できるだけ寝返りを打てるのが理想的です。

腰を後ろに反ると痛みが強くなるとき

腰を後ろに反ると痛みが強くなる人は、柔らかい布団やマットレスがおすすめ。

とにかく痛む場所を刺激しないことが大事です。寝返りの回数は減らして、体を横向きにして背中を丸めるようにして眠ると良いでしょう。

まとめ

常に腰の痛みを感じるのはイライラしますよね。慢性化した腰痛は、姿勢が原因ということも少なくありません。まずは立ち姿勢をチェックして、正しい姿勢に整えましょう。

また、腰まわりについている筋肉の緊張をほぐすのも効果的です。前述の簡単なエクササイズを、毎日の習慣にしてみてください。

さらに、寝具や寝るときの姿勢についても、腰痛改善のためにできることはあります。

ひどくなる前に、できることからコツコツ始めてはいかがでしょうか。

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