冷えが原因の腰痛対策TOP

腰痛の治し方としてよく耳にするのが「腰を温めるといい」というもの。でも炎症がある場合、熱い風呂に入浴すると逆効果になってしまうことも。

温めるといいのは、冷えから来る腰痛。

そこで今回は、冷えから来る腰痛の場合、どのように温めればいいのかを解説します。

冷えから来る腰痛!今日からすぐにできる、痛みを緩和する3つの方法

冷えが原因の腰痛対策1

「冬になると腰が痛い日が多い」「お風呂に入るとなんだか痛みが楽になる」という人は、もしかしたら冷えが原因の腰痛かもしれません。

腰痛の原因は、筋肉の炎症や疲労、コリ、背骨への負担、加齢などいろいろ。

とはいえ、なぜ痛みが発生するのかわからないという人も少なくありません。

もしも、腰痛が温めると和らぐ傾向にあるなら、冷えが原因となっている可能性が大。意識して腰を温めるようにしましょう。

普段の過ごし方をほんの少しだけ心がけるだけで、冷えから来る腰痛の緩和対策になることも。まずは、今日からすぐにできる、次の3つの方法を試してみましょう。

服装はスカートよりもパンツスタイルを

例えば女性の場合、スカートよりもパンツスタイルのほうが、腰まわりや下半身をしっかり温めることができ、腰の冷えを予防します。

薄手の腹巻きや、貼るタイプのカイロを使えば、薄着でも目立たずおしゃれに冷え対策ができるのでおすすめです。

また、下半身(足)を冷やしてしまうと、それが腰の冷えにつながってしまいます。できるだけブーツやレッグウォーマーを履くなどして、足元も冷やさないように心がけましょう。

食事は身体を温める根菜類などを

毎日の食事からも、身体の冷え対策をしてみましょう。例えば野菜ならカブ、ゴボウなどの根菜類は身体を温める野菜と言われています。

また、黒砂糖や紅茶、ひじきといった黒い飲食物も、身体を温めるものが多いそう。さらに、ショウガやニラな、ニンニクなども身体を温めてくれる食材なので、鍋料理やスープなどにして食べてみるといいでしょう。

ただし、コーヒーやウーロン茶、砂糖がたくさん入った清涼飲料水などは、かえって身体を冷やしてしまいます。外気温が低くなる季節は、意識して身体を冷やす飲み物は避けましょう。

仕事中もこまめなストレッチを

座りっぱなし、立ちっぱなしの仕事が多い人は、筋肉が凝り固まってしまい、体が冷えがち。

仕事をやめるわけにはいかないので、できるだけ仕事中も30分に1回、1時間に1回はストレッチや体操などをして筋肉を動かし、身体をほぐしてあげましょう。

ちょっとしたストレッチは血行をよくしてくれるほか、気分転換にも最適。やって損はありません。こまめなストレッチで、身体の冷えを予防しましょう。

ぬるめのお風呂で試してほしい、腰痛を緩和する2つのストレッチ

冷えが原因の腰痛対策2

お風呂で腰を温めながら軽くストレッチをすると、冷えた腰の血行が改善され、腰痛も緩和されます。

身体を温めるショウガやユズなどの入浴剤を使うのも。入浴剤はお風呂上がりの温まった身体を冷えにくくし、心もリラックスしてくれます。

お風呂の温度は38度〜40度くらい。熱いお風呂よりも、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるといいでしょう。

ここでは、お風呂で身体が温まってきたら試してみたいストレッチを、2つご紹介します。

腰をひねるストレッチ

湯船のなかで座り、上半身を左右にひねります。バスタブの縁を両手で持つようにして腰をひねるといいでしょう。

腰を上下に動かすストレッチ

左右に腰をひねったら、次は両側のバスタブの縁を手で持ち、身体を支えながら腰を上下に動かします。

腰の筋力が衰えて腰痛を引き起こしている人の場合、腰まわりの筋肉をエクササイズできるので、腰痛悪化予防にもつながります。

また、関節や筋肉のコリがほどよくほぐれたお風呂上りには、軽く腹筋や背筋トレーニングをするのも有効です。

ただし、ぎっくり腰や運動などによる、腰の筋肉の炎症が原因の腰痛には逆効果となるのでご注意を。

寒い時期の腰痛は、湿布や飲み物による「温活」で緩和を

冷えが原因の腰痛対策3

季節の変わり目。気温が下がっていくとともに日に日に悪くなる腰痛にお悩みなら、湿布や飲み物による「温活」もいいでしょう。

温湿布も身体を温める飲み物も、ドラッグストアや通販などで気軽に購入できます。身体の冷えを予防するにも有効なので、ぜひ試してみましょう。

炎症を抑える冷湿布ではなく、身体を温める温湿布

湿布には、冷やして炎症を抑える「冷湿布」と身体を温める「温湿布」の2種類があります。また、消炎鎮痛剤(痛み止め)が配合されているものもあるので、ご自身の腰痛のタイプに合わせて上手に使い分けてみましょう。

冷えが原因の腰痛には、冷湿布ではなく温湿布を使うのがいいでしょう。温湿布は、慢性的な腰痛や筋肉のコリをほぐしてあげるのに役立ちます。

身体を温める入浴剤を入れたお風呂に入って、しっかりと身体を温めてから、お風呂上りに温湿布を貼るとより効果的。皮膚への刺激を避けるために、入浴後30分くらい経ってから温湿布を貼るようにしましょう。

おすすめの身体を温める飲み物「4選」

いつも飲んでいるお茶やジュースを、身体を温めるものに置き換えて温活をするのもおすすめです。ここでは、4つのおすすめの飲み物をご紹介します。

ショウガ湯
ショウガ(生姜)には、身体の血行をよくする効果があると言われています。

インスタントのものでもいいし、すりおろして蜂蜜やレモンをお好みで入れたものにお湯を注げば、自家製ショウガ湯の出来上がり。

同じく身体を温めてくれる紅茶やホットワイン、甘酒などに入れてもいいでしょう。

ホットワインや甘酒
飲み過ぎはよくないけれど、ホットワインや甘酒も身体を温めてくれる飲み物です。

お好みでスパイスや蜂蜜などを入れると飲みやすく、お酒が苦手な人でもおすすめです。

ココア
リラックス効果のあるココアは、自律神経を整えてくれるため、寝る前に飲むのにぴったり。甘さは黒砂糖や三温糖などで足すようにするといいでしょう。

白湯
シンプルな白湯も、身体を温めてくれる飲み物です。胃腸の動きを活性化し、代謝を上げる作用もあります。寝起きに飲めば、消化も促進されます。

まとめ

日に日に悪くなる腰痛をなんとかしたいと考えているなら、ぜひ温活を取り入れた腰痛対策を試してみましょう。

毎日シャワーで済ませてしまっているという人は、バスタブにお湯を張り、入浴剤を入れてゆっくり身体を温めてあげるだけでも、痛みが和らぐ可能性大。

温湿布や温かい飲み物、お風呂でのストレッチなどを取り入れながら、つらい腰痛の悩みを解消しましょう。

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