猫背の腰痛対策TOP

猫背というのは「癖になりやすい」と言われています。

しかも猫背は腰痛だけでなく、視力低下、ドライアイなども引き起こすようです。

猫背を緩和する方法は、硬くなってしまった背中の筋肉をほぐす、背骨の胸椎(きょうつい)を正しい位置に戻すことなんです。

ここでは、猫背の効果的な対策を紹介しましょう。

ストレッチで、背骨の胸椎(きょうつい)を正しい位置に

猫背の腰痛対策1

猫背を改善する、胸椎を矯正するストレッチをご紹介します。

背骨は26個もの骨からなる!

背骨は首からお尻まで、全部で26個の骨によって構成されています。上から順番に、首にあたる頚椎(けいつい)が7個、胸の胸椎(きょうつい)は12個、腰の腰椎(ようつい)は5個、仙骨(せんこつ)と尾骨(びこつ)が、それぞれ1個で成り立っています。

背骨のなかでも、猫背に関係しているのが胸椎(きょうつい)。胸椎を正しい位置に戻せば、猫背の改善が望めます。

胸椎矯正ストレッチで猫背の改善

  1. 両肩の真下に両手をつき、四つんばいになる。両膝はヘソの真下あたりに置き、握りこぶし1つ分開ける
  2. お尻を引いて体重を後ろに移動し、30秒ほど伸びをする。このとき、腰ではなく胸を伸ばすようにする
  3. 元の位置に戻る
  4. 以上を5セット繰り返す

胸を伸ばすとき、最低でも30秒かけることがポイントです。胸椎から腰椎にかけてのこわばりが楽になるのを、実感してみてくださいね。

腰痛をかばって座ると、よけいに猫背になる?

猫背の腰痛対策2

腰痛持ちの人がデスクワークをしていると、だんだん猫背になってしまうというのはよくあることです。猫背というのは力を抜いたラクな姿勢なので、仕方がないとはいえ、体を歪ませ、かえって腰痛の悪化につながります。

ときどき、次のようなポイントをチェックして正しい姿勢を意識しましょう。

  1. あごを突き出さない
  2. 肩を前に出さない
  3. お尻の下の尖った部分、「坐骨結節(ざこつけっせつ)」をイスにつけている
  4. 背もたれに背中をつけていない

痛い腰をかばおうとすると、骨盤の後ろにある仙骨や尾てい骨で支えるような座り方になりがちです。しかし、それではどうしても猫背のままで、腰痛が良くなることもありません。

まずは、正しい座り方を心がけるようにしましょう。

短時間なら、猫背矯正ベルトの使用も効果的

猫背の腰痛対策3

猫背が癖になっていると、正しい姿勢がどうだったか体感しにくいこともありますよね。そんなときには、猫背矯正ベルトを使って正しい姿勢の感覚を取り戻すというのも1つの方法です。

猫背矯正ベルトとは?

猫背矯正ベルトとは、ベルトを使って姿勢を正すアイテムです。実際に使った人のなかには、猫背や肩こりを解消するのに役立ったという声もあります。

各社からさまざまな商品が販売されているので、購入前にはしっかりと比較検討するようにしましょう。

猫背矯正ベルトの使用上の注意点

猫背で大胸筋や小胸筋が固まっているところに、ベルトで無理に胸を反らせると、腰に負担がかかり、かえって腰痛を悪化させます。必ず、ストレッチなどで体をほぐした後に使うようにしましょう。

矯正ベルトだけで猫背を治そうとするのは、おすすめできません。あくまでも、正しい背骨の位置を確認するための道具として考えてください。

まとめ

猫背は癖になってしまうと、治すにはそれなりの時間がかかります。しかし、そのままにしていては腰の痛みや目の疲れ、肩こりなど、さまざまな弊害を伴うでしょう。

日々正しい座り方に注意しつつ、ストレッチをしたり、ベルトを賢く使ったりして、コツコツと改善に取り組んでみましょう。

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