ひどい腰痛を和らげる3つの対策TOP

日常生活に悪影響を及ぼす腰痛。

症状が軽ければ何とかガマンができるものの、痛みがひどい場合には、一刻も早く和らげたいと思うはず。

そこで今回は、「歩くのがつらい」「背中を伸ばせない」「腰が折れそう」な痛みのときに実践してほしい「3つ」の対策をご紹介します。

痛みで歩くのがつらい!そんな腰痛を早期回復する「ストレッチ」

ひどい腰痛を和らげる3つの対策1

つったような痛み、抜けるような痛み、ピリピリした痛みなどを腰に感じるとつらいですよね。

歩くのがつらい、歩けないほどひどくなっているのに、「整形外科でも根本的な治療をしてもらえない……」と悩んでいる人も少なくありません。

腰痛から早めに回復したいと考えるならば、自分でストレッチをするというのも1つの方法です。簡単なストレッチで筋肉を鍛えることで、腰痛の改善を目指してみませんか?

腰痛改善ストレッチで伸ばしたい筋肉

ストレッチとは筋肉を伸ばす運動です。起床時の「伸び」も、無意識にやっているストレッチの一種。

腰の痛みを和らげるには、次の筋肉を意識するようにしましょう。

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
背骨のすぐ近くにある、姿勢の維持や背中を反る動作で使う筋肉です。

ハムストリングス・太腿四頭筋(だいたいしとうきん)
太ももの裏側のハムストリングス、表側の大腿四頭筋も実は腰痛と関係しています。骨盤に付いているので、ここが緊張すると腰にストレスがかかるのです。

内転筋・外転筋
股関節に付いている内転筋、外転筋などの柔軟性も腰痛と関係しています。

腰痛改善ストレッチのやり方

以上の筋肉を効果的に伸ばす、簡単なストレッチを紹介します。

  1. 背筋を伸ばして床に座り、上半身をやや後傾させる
  2. 右膝を立てて、まっすぐに伸ばした左脚にかける
  3. 右の足裏をしっかりと床につけたまま、上半身を右後方にねじる
  4. 左右の脚を変えて同じ動きを繰り返す
    ※左右1回ずつを1セットとして、1日10~15セットを目標に

背中を伸ばせないほどの腰痛を和らげる、簡単にできる「セルフマッサージ」

ひどい腰痛を和らげる3つの対策2

背中を伸ばせないほど痛いときには、ストレッチができないこともありますよね。そんなときは無理をせずに、セルフマッサージで腰痛を和らげるという方法もあります。

いくつかのツボを意識するのがコツで、誰でも簡単にできるので試してみてください。

腰痛改善のためのツボ

腰腿点(ようたいてん)
腰腿点は手の甲の小指と薬指、人差し指と中指の分かれ目の真下、親指の付け根あたりの高さにあるへこみです。

命門(めいもん)・腎兪(じんゆ)・志室(ししつ)
腰の高さに横一列に並んでいます。命門(めいもん)はおへその真後ろ、腎兪(じんゆ)は命門から左右に指2本分離れたところ、志室(ししつ)は腎兪から左右に指2本分離れたところにあります。

腰痛改善のためのセルフマッサージ

  1. 腰腿点に親指と人差し指を当てて、手の甲を挟み込むようにしてマッサージをする
    ※シャーペンの芯など、尖ったもので刺激するのもOK
  2. 脚を肩幅に開いて立ち、腰をゆっくり回す
  3. 両手を腰に当てて、腰を回しながら、志室を親指で30回ほど押す
  4. 志室・腎兪・命門と外側から中央に向かって、親指でらせんを描くように押しながらマッサージをする
    ※3分以上継続するのがおすすめだが、無理のない範囲で取り組むように

腰が折れそう!そんなひどい腰痛を緩和する「正しい寝方」

ひどい腰痛を和らげる3つの対策3

腰が折れそうなほどの痛みのときには、何もせずに、横になって安静に過ごすことも大事です。

ただし、寝方を間違えると腰痛を悪化させることになるので気を付けましょう。

ここでは、腰痛改善のための正しい寝方を紹介します。

「横寝」がおすすめ

起きられないほどの痛みがあるときには、仰向けで寝るのもつらいものです。横寝で静かに休むようにしましょう。

このとき、少しだけ背中を丸めるようにして、膝の間にクッションを挟めば、寝ている間に腰にかかるストレスを軽減することができます。

寝返りを打つ

ずっと同じ姿勢のままで寝ているというのも、腰痛には良くないものです。ときどき、意識的に寝返りを打つようにしましょう。

柔らかすぎる寝具は、寝返りが打ちにくいというデメリットがあります。適度な硬さのある寝具を選ぶようにしてください。

【関連記事はこちら】
腰痛対策には寝る姿勢が重要

まとめ

腰痛がひどくても、仕事や子育てなどで忙しいと「2・3日様子を見ようかな」などとなってしまいがちですよね。

でも、放置しても良くなることはほとんどないし、改善には時間がかかるものです。

ストレッチやマッサージをコツコツ取り組みながら、無理なときには安静にすることも忘れないようにしましょう。

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