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見た目だけでなく、健康面でも問題なぽっこりお腹。実は、ぽっこりお腹の人は腰痛に悩まされていることが多いようです。

そこで今回は、正しい姿勢のポイントや体幹を強化するヨガ、そして寝たままでも簡単にできるストレッチをご紹介します。

腰にかかる負担を減らし、ぽっこりお腹もへこませてしまいましょう。

腰痛になりにくい、「正しい姿勢」を意識しよう

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体を支える土台となっている腰や背骨。体重が増えてからというもの、仰向けになると痛い、反ると痛いなんてことはありませんか?

これは立ち方や座り方が悪く、体を支えきれていないから。そのせいで安静にしていても痛みがあり、むしろ寝ると痛みが悪化する可能性があります。

正しい姿勢を意識して、今すぐ腰にかかる負担を減らしましょう。

正しい姿勢のポイント

正しい姿勢をとるためには、意外にも腹筋が重要。はじめは持続することが大変かもしれませんが、ときどき姿勢を正すだけでも効果があります。

“ぽっこりお腹”も改善できるので、気付いたときに正しい姿勢をとるようにしましょう。

立っているとき
頭から腰までつながっている、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)をまっすぐにするイメージで。

慣れないうちは、ときどき壁に頭とかかとをくっつけて立ってみましょう。肩甲骨やお尻、ふくらはぎも壁に接していればOK!

座っているとき
腰に負担がかかりやすい座り姿勢。足をしっかりと床に付け、下腹部に力を入れられるように姿勢を保つこと。背中はまっすぐにして、猫背や反りすぎに注意しましょう。

正しい姿勢が維持できれば、自然と体幹を強化できる

正しい姿勢をしてみてください。「ぐっ」とお腹に力が入りませんか?

お腹に力が入ることでつらい腰痛が起こりにくく、立っているだけでインナーマッスルが鍛えられます。

体幹を強化して、腰まわりを内側から支えよう

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体重の増加によって崩れてしまった姿勢を正しく保つためには、体幹を強化することが効果的です。

正しい姿勢は腰痛が起こりにくいもの。痛みで運動が困難な場合や体幹が弱いうちは、腰痛ベルトでサポートするとラクになります。

体幹を強化するためにおすすめなのはヨガ。リラックスした呼吸とともに、自分のペースで行いましょう。

【体幹が弱くてもトライしやすいヨガ・赤ちゃんのポーズ】

  1. 仰向けになる
  2. そのまま両手で両膝を抱え込む
  3. 深い呼吸をゆっくりと繰り返す
  4. お腹がへこんでいくのに合わせて、抱えた足をお腹に引き付ける
  5. そのまま10回ほど呼吸を繰り返す

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腰痛を和らげるヨガポーズ「5選」

腰痛がつらいときは、寝たままできる簡単ストレッチで体をほぐそう

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痛みがひどくて動くのがつらいときや、就寝前や寝起きなどの横になったときには、ストレッチで体をほぐしましょう。

ストレッチで体をほぐしていくと、体のゆがみが改善できるほか、動きやすさもアップ。無理のない範囲で続けてみるのがおすすめです。

まずは、「横になってごろごろするだけ」の簡単ストレッチを試してみてくださいね。

とっても簡単!腰ほぐしのストレッチ

「たったこれだけ?」と思ってしまうくらい簡単な、腰ほぐしのストレッチ。簡単だけど、効果は抜群。腰痛の予防にもおすすめです。

テレビを観ているときや、ちょっと横になったときのついでに行ってもいいですね。両ひざをしっかりとくっ付けて行えば効果アップ!

簡単に血行をよくできるので、腰にだるさが出たときにも最適です。

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  1. 首の下に先ほどの枕を置き、両ひざを立てて仰向けになる
  2. 両ひざを片側にゆっくり倒す。この際、床から肩が浮かないように注意
  3. 5秒キープし、もう片側も同じように倒す
  4. 左右で1セットとして、5セット繰り返す

リラックスして行いたい、下半身のストレッチ

下半身のストレッチは、腰から下だけをひねるのが効果を上げるコツ。気持ちよく筋肉が伸びていくのを感じてくださいね。

筋肉が固まっていると、ひねるのが少し大変なことも。無理に力を入れるのは逆効果なので、あくまでもリラックスして行える範囲でほぐしていきましょう。

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  1. 仰向けになる
  2. 右脚を左脚の向こう側へ行くように、腰から下をひねる。この際、上体が傾かないように気を付ける(5秒間キープ)
  3. 左脚でも同じように行う
  4. 左右交互に5セット繰り返す

腰痛が緩和されて動けるようになったら、ダイエットにも効果があるストレッチを取り入れてみましょう。

まとめ

肥満が原因の腰痛は、同時に血行不良や代謝低下も気になるところ。

体重を減らす目的でなくても、痛みを改善するためにはストレッチや体幹トレーニングなどの運動が有効です。

腰回りをほぐすようなものを中心に、無理なく続けていきましょう。

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