「腰痛にいい高反発マットレスを買いたいけど、どれも高額……」「手の届きやすい価格で、評価の高いものはないの?」
そんな人に注目されているのが、イタリア製の高反発三つ折りマットレス「オルサエリオセル」。
就寝時の腰痛対策に目覚めてから、自分に合うマットレスをいろいろ探して研究していたのだが、そんななかでアマゾンや楽天のレビューで高評価なこちらの商品は、僕も「ず〜っと」気になっていた。
前に「マニフレックス メッシュ・ウイング」をレビューしたけど、僕には合わず……。
そこで、「オルサエリオセル」を購入してみることに!
「オルサエリオセル」の基礎情報
総合評価 | ★★★★☆ |
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価格 | ★★★★★ |
寝心地 | ★★★★☆ |
購入者のレビュー・評価 | ★★★★☆ |
理由 | 値段がお手頃でありながら、マットレスの密度が十分で、ニュートンは140程度、厚さ10cmと腰痛持ちには向く硬さや高さ。 柔らかさと反発力が感じられ、腰が沈み込みすぎることなく、快適に眠りやすい。 問題点としては、通気性の悪さが挙げられる。 |
商品名 | オルサエリオセル 三つ折りマットレス(シングル) |
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価格 | 12,800円(税込み) |
サイズ | シングル 約W97cm × H197cm × D10cm |
色 | ホワイト・アッシュグレー・ロイヤルブルー |
重量 | 約5.5kg |
素材 | 【中素材】高密度・高反発ウレタンフォームORSAELIOCEL(R) 【側生地】ポリエステル100% |
生産国 | イタリア |
販売元 | 株式会社ヌーン 静岡県浜松市東区市野町1322 |
Tel | 053-489-5891 |
オルサエリオセルはイタリア製の高反発マットレスで、1万円ちょっとの手頃な価格。
ほどよい柔らかさと硬さを両立したマットレスということで、レビューを見ても「マニフレックスと遜色のない寝心地でおすすめ」といった声が多い。
実際のところどうなのか、寝心地、寝返りのしやすさ、扱いやすさなどを以下で購入レビューしていこう!
腰痛グッズマニア高橋が「オルサエリオセル」を使ってみた!
気になる、寝心地や寝返りの打ちやすさは?
口コミを見ると「柔らかい」という声が結構あって、気になっていた。柔らかすぎるのは腰痛にはよくないので……。
実際触ってみると、「マニフレックス メッシュ・ウイング」に比べて断然柔らかい。
「メッシュ・ウイング」が170ニュートン、こちらが140ニュートンなのでまあ、当たり前といえばそうなんだが……。
なので、開封して空気を含ませて触ったときには、想像以上に柔らかくて「失敗したかも」と思った。
足で押してみると結構沈んだので、横になってみるまでは不安だったが、実際に横になってみると、面で支えて体重を分散するのか、体の一部(腰など)だけが沈み込むということはない。
底付感もなかった。
硬すぎず、柔らかすぎず、個人的には「メッシュ・ウイング」よりもこっちのほうが好み。ただ、低反発のマットレスを使用していた人だと、初めは硬いと感じるかも。
寝返りについては合格!朝起きて、変に体が痛くなることもなく。
ただ、体を動かすたびに発生する浮輪がぶつかりあったときみたいな、「ギュウギュウ」という繊維の音が少し気になったけど。
ウレタン素材独特のニオイが気になるという声もあるが……!?
ニオイについては、個人的にはあまり気にならなかった。
そりゃ確かに、鼻をマットレスにくっつけて嗅げばそれなりにニオイはするが、普通に横になる分にはシーツも敷くし、気にはならないね。
「オルサエリオセル」は腰痛持ちに向く商品なのか
腰痛持ちに向くマットレスを探すのであれば、「密度」「ニュートン」「厚さ」の3点を基準にするのがおすすめ。
密度 | ・芯材の質を決め、密度が低いほど「スカスカ」で耐久性の悪い商品になる。 ・体を支える力も弱くなるため、密度30D以下のものは沈み込みやすく、おすすめできない。 ・マットレスの密度は「重量kg ÷(横幅 × 縦幅 × 高さm)」で求めることができる。 |
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ニュートン | ・高反発マットレスに分類されるには、100ニュートン以上が基準。 ・ニュートンは、メーカー側が公開しているデータを参照する。 |
厚さ | ・あまりに薄い、あるいは厚すぎると、耐久性や体圧分散に悪影響を与える。 ・少なくとも7cmから最大で11cmくらいまでの厚みがあると、どんな体勢でも底付感がなく、安定した体勢を得られる。 |
高反発マットレスのなかでも人気の高いマニフレックスと上記の内容を比較すると、こんな感じ。
密度 | ニュートン | 厚さ | |
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オルサエリオセル | 28.79D | 140N | 10cm |
マニフレックス メッシュ・ウイング | 33.17D | 170N | 11cm |
日本人向けに開発されたという「マニフレックス メッシュ・ウイング」は、実は高反発マットレスのなかでもかなり硬い部類。
マニフレックスでも二層構造になっているものだと話は別かもしれないが、密度とニュートンともに高いため、少なくとも「メッシュ・ウイング」に関しては体格のよい男性に向く商品で、女性や子どもには少し硬すぎだと思われる。
一方の「オリサエリオセル」は、密度がもっと高ければ耐久性があってより高評価なのだが、ニュートンと厚さがともに標準的で、幅広い体形や年代の人に使いやすいタイプだと言える。
もちろん、腰痛で悩んでいる人も体が沈みすぎることがなく、安心して使用できるはず。
気になる「オルサエリオセル」の通気性はどうなの?
ウレタン素材のマットレスって、熱がこもりやすくて衛生面が気になるよね。
「オルサエリオセル」は密度が少しばかり低いためか、たとえば「マニフレックス メッシュ・ウイング」に比べると通気性は若干よい。
……が、ウレタン素材なので熱はこもる。
使用した後は風通しのよいところに立てかけて、できるだけ湿気を飛ばすのは必須だろう。5kgくらいと女性でも軽々持ち運べる重さなので、立てかける際に、特に不便はないと思う。
「オルサエリオセル」にはメッシュカバーが付いていているが、正直、見た目は安っぽくてかなり薄い!
これだけだと汗がマットレスに染み込みかねないので、シーツやパッドを敷くなどして、対策が必要。
「オルサエリオセル」を最安値で購入できる場所
アマゾン | 税込み12,800円 |
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楽天 | 税込み12,800円 |
※2019年4月現在、送料含めず
まとめ
- 腰痛の緩和に役立つマットレスを探している
- 高反発マットレスが欲しいけど、硬すぎるのは嫌
- 手頃な価格で、かつ評価の高いイタリア製マットレスを買いたい
レビューの結果、「オルサエリオセル」は低価格でありながら、腰痛持ちの人に向く高反発マットレスであることが判明。
少なくとも、僕にはいい感じ!
ただ、まだ改良の余地はあるかな……。でも、値段を考えれば妥当か。
体重のある人だと沈みすぎてしまうリスクもあるので、この点は要注意。
また、密度は理想値よりも若干低いため、口コミやユーザーレビューを見る限り、1年半から2年でへたると感じる人が多いようだ。